2011年10月20日木曜日

バージョンUPする人クリント・イーストウッド

みなさんは、クリント・イーストウッドというと何を思い起こしますか?
年代によりだいぶ違うと思いますが、西部劇で荒野の用心棒や夕日のガンマンシリーズでトップスターになりました。
ふつうはここで終わります。

しかし、俳優として晩年近くなって新境地「ダティハリーシリーズ」を輩出しました。
このシリーズは第5作まで作られ、俳優として2度目の絶頂期を迎えるのです。

しかし、この時期俳優としてだけではなく、映画監督としても活躍を始めます。
そしてダティハリー4では自身が監督しています。

クリント・イーストウッドが本当に凄いなと思えたのは「硫黄島からの手紙」
を見たときです。
2006年の、この時彼はアメリカ側の立場で「父親たちの星条旗」で本当は栄光ではなく、勝ったアメリカ側の苦悩を描きました。
そして、彼の凄いところは「硫黄島からの手紙」で、負けた日本側の苦難を描いています。
嵐の二宮和也君の好演が今でも忘れられません。
2部作を見ると、戦争の悲惨さが浮き彫りになります。

話は変わりますが、以前「パール・ハーバー」という真珠湾攻撃と恋愛を題材にした映画がありましたが、偏見的な描き方にアメリカ国内でもひど過ぎるとの意見がありました。
興行的には成功しましたし、2001年のアカデミー賞では音響効果賞を受賞した。一方、同年のゴールデンラズベリー賞(最低映画賞)にもノミネートされたが受賞はしませんでした。
どうせだったら、ゴールデンラズベリー賞も取ればよかったのに、と思っています。
同じ映画でもこちらは、巨額の予算で作ったクズ映画だと思います。

今でも覚えているのが、残念なことが2つあって、その1つ目がパール・ハーバーが日本でもヒットしたことと若者たちがこの映画を見て何も感じていないこと。
今の若い人は日本人としてのアイデンティティは無いんだな~と感じてました。

そして、もう1つは同時期日本の海洋高校の訓練船がハワイ沖でアメリカ海軍の潜水艦と衝突してしまった事故が発生したことを今でも覚えています。

はい、話は戻ります。
この、クリント・イーストウッド監督は実に公平に硫黄島を描いているのです。
そして、この悲惨な戦争を芸術レベルまで高め、戦争の悲惨さを表現ているのです。

ここで、クリント・イ一ストウッドは監督として絶頂期を迎えるのです。

要するに、映画界で3回もバージョンアップしている人は過去に例がないと思いますし、いくつになっても向上心を忘れない彼の姿勢は尊敬できるのではないでしょうか。

最後に、最近見た彼の作品「グランド・トリノ」もすごく良かったし、俳優としての枯れた演技も光っていました。
そして「インビクタス/負けざる者たち」も前に書いていますが、凄く良かった。
ヒア アフターとJ・エドガーはまだ見ていないので、早めに見たいと思っています。

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